プラウトゥス
Plautus
ラテン語 · 演劇 · 喜劇
20 作品 · 87,504 対訳文
アンピトルオ
Amphitruo本作は、ギリシア神話を題材とした、古代ローマの傑作喜劇(悲喜劇)です。舞台はテーバイ、主神ユピテル(ジュピター)は、遠征中の将軍アンフィトリュオーに姿を変えてその妻アルクメーネのもとを訪れ、従者メルクリウスも奴隷ソシアに変装して主人の不倫を幇助します。そこへ本物のソシアとアンフィトリュオーが帰還したことで、自らと瓜二つの偽者に出会うという二重の混乱と、身に覚えのない不貞をめぐる夫婦間の激しい対立が巻き起こります。神々のいたずらによって人間たちがアイデンティティを失い、右往左往するドタバタ劇が活き活きと描かれます。物語の結末では、アルクメーネが双子を出産し、その一人が蛇を退治するなどの奇跡が起こります。最終的にユピテル自身が姿を現して真相を明かし、アンフィトリュオーと和解することで、すべては円満な解決を迎えます。
演劇19 チャンク · §1-74–§1084-11464,373 対訳文読む →ロバ物語
Asinaria本作は、愛する遊女のために資金が必要な息子と、その恋を支援しようと奔走する父親、そして知恵の回る奴隷たちが繰り広げる古代ローマのドタバタ喜劇である。老父デマエネトゥスは、息子アルギュリップスの恋路を助けるため、奴隷のリバヌスとレオニダに資金調達を命じる。奴隷たちは、ロバの売却代金を持ってきた商人を家令に変装して騙し取るという大胆な計略を立て、見事に二十ミナの金を手に入れる。彼らはその金を使って若主人を滑稽に翻弄し、主従関係の逆転を楽しむが、最終的には父親が息子の恋人と同席することを条件に金を渡す。しかし、息子の恋敵ディアボルスが、父親の放蕩を彼の妻アルテモナに告げ口したことで事態は一変する。最後は怒り狂う妻が宴会に乗り込み、夫を家に連行するという滑稽な結末で幕を閉じる。
演劇15 チャンク · §1-73–§888-9473,540 対訳文読む →黄金の壺
Aulularia本作は、偶然手に入れた黄金の壺を巡る、強欲で疑心暗鬼にかられた老人エウクリオの騒動を描いた古代ローマの喜劇です。偏執的なけちであるエウクリオは、富を奪われることを恐れるあまり、周囲のあらゆる人々を疑いながら生活しています。隣人の富豪メガドールスがエウクリオの娘との結婚を申し入れた際も、彼はその婚礼の準備にやってきた料理人たちを泥棒と勘違いして大混乱に陥ります。警戒したエウクリオが黄金を神殿へと隠し直そうとしたところ、娘を妊娠させた青年リュコニデースの奴隷に黄金を盗まれてしまいます。黄金を失って絶望するエウクリオと、自らの過ちを告白しようとする青年との間で、黄金の壺と娘を巡るコミカルな誤解の対話が繰り広げられます。
演劇13 チャンク · §1-72–§779-834_frg53,392 対訳文読む →バッキス姉妹
Bacchides本作は、同名の遊女姉妹「バッキス」を巡る、若者たちの恋と狡猾な奴隷の策略を描いた古代ローマの喜劇です。二人の青年ピストクレヌスとムネシロクスはそれぞれ姉妹の一人に恋をしますが、彼らの恋を成就させるためには大金が必要でした。そこでムネシロクスの機知に富む奴隷クリュサロスが立ち上がり、言葉巧みに主人の厳格な父親ニコブールスを騙して、二度にわたり大金を巻き上げます。一度は誤解から計画が頓挫しかけるものの、クリュサロスは自らの知略をトロイア戦争の英雄になぞらえながら見事に老人の目を欺きます。最終的に、騙されたことに気づいた父親たちが激怒して遊女の家へ乗り込みますが、彼女たちの魅力に抗えず、自らも宴会に加わってしまいます。親子の道徳観が逆転する滑稽な大団円で物語は幕を閉じます。
演劇19 チャンク · §1-69–§1162-12115,129 対訳文読む →捕虜
Captivi本作は、戦争によって生き別れになった父子の再会と、主人と奴隷の間の揺るぎない忠義をテーマにしたラテン喜劇です。舞台はアイトーリアで、老人ヘギオーは戦争捕虜となった息子を取り戻すため、エリスの捕虜たちを買い取ります。その中には高貴な若者フィロクラテスとその奴隷ティンダルスがいましたが、二人は互いの身分を入れ替える作戦を実行します。ヘギオーは騙されたことを知って怒り狂い、残されたティンダルスに過酷な石切り場での労働を命じますが、のちに本物の息子が帰還します。さらに、かつてヘギオーのもう一人の幼い息子を誘拐した逃亡奴隷の自白により、ティンダルスこそがその失われた実の息子であることが判明します。こうして劇的な親子再会が果たされ、劇は道徳的な美徳を称えつつ大団円を迎えます。
演劇17 チャンク · §1-74–§980b-10363,744 対訳文読む →カシナ
Casina本作は、捨て子の少女カシナ(Casina)をめぐり、好色な老主人リシダムス(Lysidamus)とその息子が、それぞれの身代わりの奴隷を通じて結婚を争うドタバタ喜劇です。夫の浮気と陰謀を察知した聡明な妻クレオストラタ(Cleostrata)は、隣人や女奴隷たちと結託して夫への復讐を開始します。物語は、カシナの所有権を決めるくじ引きや、隣家を巻き込んだ騙し合いを経て、滑稽な婚礼の儀式へと向かいます。リシダムスらは、カシナに変装した男の奴隷にさんざん翻弄され、暗闇の中で手酷い目に遭わされて這々の体で逃げ出します。最終的にすべての悪行が露見して老主人は平謝りし、妻に許されるとともに、カシナが自由市民であることが判明して息子と結ばれるハッピーエンドで幕を閉じます。
演劇14 チャンク · §1-80–§942-10184,018 対訳文読む →小箱の話
Cistellaria本作は、出生の秘密により引き裂かれそうになった若い男女の愛と、その秘密が明かされることによるハッピーエンドを描いた古代ローマの喜劇です。舞台はギリシアの都市シキュオン、遊女として育てられた娘セレニウムと、彼女を深く愛しながらも親から別人との結婚を強要される青年アルケシマルクスの苦悩から物語は始まります。恋人の心変わりに苦しむセレニウムと、愛の狂乱に陥るアルケシマルクスの間で激しい混乱と葛藤が生じます。しかし、セレニウムが赤子の時に身につけていた証拠の品が入った「小箱(cistellaria)」が、偶然にも紛失と捜索を経て彼女の本当の両親の手に渡ることになります。この小箱によって彼女が自由市民の生まれであることが証明され、恋人たちはついに正当な結婚へと導かれ、劇は祝福のうちに幕を閉じます。
演劇10 チャンク · §1-62–§725-7872,511 対訳文読む →クルクリオ
Curculio本作は、ローマの劇作家プラウトゥスによる軽妙な喜劇であり、若者パエドロムスが愛する奴隷の少女プラネシウムを身受けしようと奮闘する姿を描きます。パエドロムスは金欠に苦しんでいましたが、彼の食客であるクルクリオが、旅先で軍人テラポンティゴヌスからまんまと指輪を盗み出します。クルクリオは軍人の使者に変装し、この指輪と偽の書状を用いて銀行家と女衒を騙し、首尾よくプラネシウムを救い出します。しかし、そこへ騙されたことに気づいた軍人が怒り心頭で現れ、騒動が巻き起こります。最終的に、軍人の指輪の素性からプラネシウムが彼の生き別れた妹であることが判明し、パエドロムスとの婚姻が認められて物語はハッピーエンドを迎えます。
演劇11 チャンク · §1-75–§670-7293,531 対訳文読む →エピディクス
Epidicus本作は、主人一家の秘密と嘘をめぐるドタバタ劇を描いた、古代ローマの劇作家プラウトゥスによる喜劇です。アテナイを舞台に、機知に富む奴隷エピディクスが、若主人ストラティッポクレスの無謀な恋愛と借金問題を解決するために奮闘します。エピディクスは偏屈な父親ペリファネスを言葉巧みに騙し、二重の策を講じて金を騙し取ります。しかし、偽の愛人の正体が露見し、さらに若主人の実母が登場したことで、エピディクスのついた嘘が次々と暴かれ、彼は窮地に立たされます。万事休すと思われたその時、エピディクスは新たに連れてこられた捕虜の娘が、実は老主人の失われた実の娘であることを看破します。この発見によって若主人の複雑な恋愛問題は解消され、エピディクスは処罰を免れるだけでなく、自由の身を勝ち取って物語は幸福な結末を迎えます。
演劇12 チャンク · §1-60–§678-7333,559 対訳文読む →メナエクムス兄弟
Menaechmi生き別れた瓜二つの双子の兄弟が引き起こす、勘違いと大混乱を描いた喜劇です。物語の舞台はギリシアの都市エピダムヌス。幼い頃に誘拐されこの地で暮らす兄メナエクラムスと、彼を捜しにやってきた同名の弟メナエクラムスが、周囲の人々によって次々と取り違えられます。弟は、兄の愛人や食客、さらには不機嫌な妻から兄本人と間違えられ、予期せぬもてなしや難詰に困惑します。一方の兄も、妻から泥棒扱いされたり、狂人と誤解されて強制治療されそうになったりと、弟の行動の余波で窮地に陥ります。最後には、忠実な奴隷メッセニオの機転によって二人が対面し、互いの身元を確認して劇的な再会を果たします。兄弟はエピダムヌスの財産をすべて競売にかけ、共に故郷シラクサへと帰ることを決意して物語は幕を閉じます。
演劇18 チャンク · §1-82–§1101-11624,705 対訳文読む →商人
Mercator本作は、若き商人カリヌスと、その父親デミポーが、一人の美しい女性をめぐって引き起こすドタバタ劇を描いた古代ローマの喜劇です。交易先から帰国したカリヌスは、現地で購入した美しい奴隷少女パシコンプサを伴っていましたが、それを父親に知られることを恐れます。しかし、偶然彼女を目撃した父親のデミポーも彼女に一目惚れしてしまい、親子は互いに正体を隠したまま、彼女をめぐって買い取りの駆け引きを繰り広げます。デミポーは友人の協力を得て彼女を囲いますが、その結果、友人の家庭でも浮気疑惑の大騒動が巻き起こります。恋人を失ったと絶望し、国を去ろうとするカリヌスでしたが、友人の機転によって彼女の居場所が明らかになります。最終的に父親は自身の好色さを恥じて息子と和解し、若者たちの愛が守られて物語は幸福な結末を迎えます。
演劇16 チャンク · §1-79_80–§970-10264,780 対訳文読む →ほらふき兵士
Miles Gloriosusプラウトゥスによる本作は、自惚れが強く傲慢な兵士ピュルゴポリュネイケースと、彼に拉致された女性フィロコマシウム、そして彼女を救い出そうとする恋人プレウシクレースの愛の行方を描いた古代ローマの喜劇です。舞台はエペソス。機知に富んだ奴隷パライストリオは、隣り合う兵士の家と親切な老人の家の壁に隠し穴を作り、恋人たちを再会させます。密会が別の奴隷に目撃される危機に陥りますが、パライストリオは「双子の妹」がいるという巧妙な作り話でこれを切り抜けます。さらに彼は兵士の虚栄心を刺激し、隣人の妻が彼に恋い焦がれているという偽の誘惑作戦を仕掛けます。欲に目が眩んだ兵士は、現在の愛妾であるフィロコマシウムを自ら解放して送り出してしまいます。結末では、恋人たちが無事に逃亡を遂げる一方、罠に嵌められて酷い目に遭った兵士が自身の愚かさを悔いる、滑稽で痛快な人間模様が描かれます。
演劇24 チャンク · §1-76–§1378-14376,086 対訳文読む →幽霊屋敷
Mostellaria本作は、主人の留守中に放蕩の限りを尽くした息子と、突然帰宅した主人を欺くために嘘を重ねる機転の利いた奴隷をめぐる、ドタバタ劇を描いた古代ローマの喜劇である。アテナイを舞台に、厳格な父親テオプロピデスの不在中、息子のフィロラケスは奴隷のトラニオ(Tranio)の手を借りて、借金をして恋人の遊女を身受けし、仲間と酒宴に興じていた。しかし、父親が予定より早く帰国したことで事態は一変する。トラニオは家の中で騒ぐ若者たちを隠し、父親に「この家には幽霊が出る」と嘘をついて中に入るのを阻止する。さらに借金取りや隣人が現れると、トラニオは「隣の家を買い取るための手付金だ」と次々に即興の嘘を重ねていく。最終的にすべての嘘が露見し、トラニオは祭壇に逃げ込んで怒る主人と言い争うが、息子の友人カッリダマテスのとりなしによって、一同は罰を免れて大団円を迎える。
演劇18 チャンク · §1-77–§1123-11815,612 対訳文読む →ペルシア人
Persa本作は、恋する奴隷トキシルスが、愛する女奴隷レムニセレネを邪悪な女衒ドルダルスから救い出すために奔走する古代ローマの喜劇です。主人公のトキシルスは資金難に直面しますが、友人の奴隷サガリスティオの協力を得て、女衒を騙す奇策を思いつきます。その計画とは、居候(パラシートス)であるサトゥリオの娘をペルシャの奴隷に変装させ、ドルダルスに売りつけるというものでした。サガリスティオがペルシャ人の商人に化けて取引を成功させた直後、サトゥリオが乱入して娘の自由を主張し、ドルダルスを裁判へと連行します。計略が見事に成功し、恋人を取り戻したトキシルスたちは、すべてを失ったドルダルスを徹底的に嘲笑しながら、賑やかな勝利の宴を開いて劇を締めくくります。
演劇14 チャンク · §1-57–§801-8584,363 対訳文読む →カルタゴ人
Poenulus本作は、カルタゴから誘拐された姉妹の身分回復と、彼女たちを救おうとする若者の恋の成就を描いたプラウトゥスによるローマ喜劇です。舞台はギリシアのアイトリアで、カルタゴ生まれの若者アゴラストクレスは、悪徳な女衒(ぜげん)リュクスのもとにいる遊女アデルファシウムを深く愛しています。若者は知恵者の奴隷ミルピオとともに、女衒を罠にはめて彼女を救い出す計略を巡らせます。そこに、生き別れた娘たちを捜し求めて旅をするカルタゴ人の富豪ハノ(Hanno)が到着し、アゴラストクレスが自分の甥であることを知ります。さらに、彼が捜す娘たちこそがアデルファシウムとその妹であることが明らかになります。最終的に女衒は告発されて降伏し、娘たちは自由の身分を取り戻して父親と再会し、若者との婚約も調い、一同はカルタゴへの帰還を喜びながら幕を閉じます。
演劇22 チャンク · §1-81–§1361-1422b5,586 対訳文読む →プセウドルス
Pseudolusローマの劇作家プラウトゥスによる喜劇『プセウドルス』は、知略に長けた奴隷が若き主人の恋を救うために奔走する騒動を描いた作品です。若き主人カリドルスは、愛する娼婦フェニキウムがマケドニアの軍人に売却される危機にあることを知り絶望します。これに対して頼りになる奴隷プセウドルスは、女衒バルリオーから彼女を奪い返し、さらにカリドルスの厳格な父親シモンから資金を騙し取るという大胆な計画を企てます。偶然現れた軍人の本物の使者から引き渡し用の手紙を巧みに奪ったプセウドルスは、仲間の奴隷シミアを偽の使者に仕立て上げてバルリオーを見事に騙し、フェニキウムを救出します。その後、本物の使者の登場によって騙されたことを知ったバルリオーとシモンは落胆しますが、プセウドルスは賭けに勝ってシモンから約束の金を手に入れます。最後は、計略の成功を祝って泥酔したプセウドルスが、父親シモンをも酒宴へと誘い、和解と祝祭の雰囲気の中で物語は幕を閉じます。
演劇21 チャンク · §1-75b–§1272-13355,123 対訳文読む →綱引き
Rudens『綱』は、暴風雨による遭難と、海から引き揚げられた一つの鞄をきっかけに展開する、生き別れた親子の再会と若者たちの愛を描いた古代ローマの喜劇です。物語の舞台は北アフリカのキレネ近郊の海岸で、ウェヌスの神殿と老翁デーモネースの屋敷が隣り合っています。悪徳な女衒ラブラクスに連れ去られた若い女性パライストラは、嵐で船が難破し、相棒のアムペリスとともに海岸へ漂着します。彼女たちを追う女衒の魔の手から、デーモネースや若者の奴隷トラカリオーが彼女たちを救い出し、神殿の祭壇へと保護します。その後、デーモネースの奴隷グリープスが海から引き揚げた、綱(ルドゥンス)のついた鞄をめぐって所有権の争いが生じ、その中に眠っていた小箱の遺品から、パライストラがデーモネースの生き別れた実の娘であることが判明します。最終的にパライストラは自由の身となって愛する若者と結ばれ、奴隷たちも解放を許されて、一同が和解する大団円で幕を閉じます。
演劇22 チャンク · §1-78–§1367-1423c5,873 対訳文読む →スティクス
Stichus本作は、長らく不在の夫たちを待ち続ける貞淑な姉妹と、彼らを取り巻く人々が織りなす古代ローマの喜劇です。アテナイを舞台に、貧しくなった夫たちとの離婚を迫る父親アンティポーと、夫への貞節を守ろうとする二人の娘たちの対立から物語が始まります。夫たちが交易で莫大な富を得て帰還したことで離婚の危機は去りますが、食事にありつこうと必死に懇願する寄食者ゲラシムスは、冷酷に拒絶され絶望することになります。物語の後半は、主人の帰還により自由な時間を与えられた奴隷のスティクスとサガリヌス、そして彼らの共通の恋人である女奴隷ステパニウムによる、陽気な宴会へと焦点が移ります。最後は奴隷たちが歌い踊る賑やかな酒宴が繰り広げられ、観客に拍手を促して幕を閉じます。
演劇12 チャンク · §1-72–§717-7753,000 対訳文読む →三文銭
Trinummusプラウトゥスによるこの古代ローマ喜劇は、不在の友への信義と家族の道徳をめぐる騒動を描いた作品である。旅に出たハルミデースが残した家を放蕩息子レスボニクスが売りに出すと、親友カッリクレースは家の中に隠された財宝を守るために敢えてその家を買い取る。一方、真面目な若者レシーテレースは、落ちぶれたレスボニクスの妹に持参金なしでの結婚を申し出るが、面目を保ちたいレスボニクスは唯一残った土地を提供しようと固執する。カッリクレースらは、ハルミデースの財宝から持参金を捻出するため、ハルミデースからの送金を装う『三ペニー』のペテン師を雇う。しかし、そこへ本物のハルミデースが帰国したことで、ペテン師の嘘が暴かれ、カッリクレースの真の意図が明らかになる。最終的にすべての誤解は解け、二組の婚姻が成立して大団円を迎える。
演劇19 チャンク · §1-70–§1137-1189b4,544 対訳文読む →トルクルレントゥス
Truculentus本作は、強欲な娼婦プロネシウムと、彼女に翻弄され財産をむしり取られる男たちの姿をユーモラスかつ辛辣に描いたローマ喜劇です。アテナイを舞台に、機知に富むプロネシウム、彼女の忠実な侍女、そしてタイトルロールである粗野な田舎奴隷トルクレントゥスらが登場します。物語は、プロネシウムがバビロニアの軍人を騙して貢がせるため、他人の赤ん坊を使って偽装出産を企てることから動き出します。彼女を愛する落ちぶれた青年ディニアールクス、粗暴な軍人、そして田舎から出てきた純朴な若者が、彼女の嘘に欺かれながら激しい貢ぎ物競争を繰り広げます。やがて、偽装に使われた赤ん坊がディニアールクスの過ちによって生まれた実子であることが発覚し、彼は身を固める決意をしますが、それでもプロネシウムの誘惑から逃れることはできません。最終的にプロネシウムは、男たち全員から巧妙に財産を巻き上げることに成功し、己の勝利と愛の女神を讃えながら物語を締めくくります。
演劇16 チャンク · §1-73–§916-9684,035 対訳文読む →

