クセノポン
Xenophon
ギリシア語 · 歴史・地理 · 伝記 · 弁論・修辞学 · 弁論; 科学・哲学
4 作品 · 3,504 対訳文
アゲシラオス
Agesilaus本作は、古代スパルタの王アゲシラオス2世の生涯とその並外れた美徳を称える、クセノポンによる伝記的な頌徳碑的作品です。作品の前半では、彼が指揮したアジア遠征からペルシアの太守ティッサフェルネスとの戦い、帰国後のコロネイアの戦い、そして晩年のエジプト遠征に至るまで、アゲシラオスの輝かしい軍実績が時系列に沿って叙述されます。後半では一転して、彼の神々への敬虔さ、金銭に対する無欲、快楽への克己心、深い愛国心といった個人的な美徳が、具体的な逸話を交えて詳細に分析・称賛されます。著者はアゲシラオスの簡素な生き方をペルシア王の傲慢や贅沢と対比させ、真の指導者のあるべき姿を描き出します。最終的に、彼の肉体は衰えてもその精神は不滅であり、その生涯が完璧な徳の体現であったことを宣言して作品は結ばれます。
歴史・地理18 チャンク · §1.1-1.11–§11.9-11.161,352 対訳文読む →ソクラテスの弁明
Apology本作は、ソクラテスが裁判においてなぜ毅然とした態度、いわゆる「大言(メガレーゴリア)」を貫いたのかを、著者が彼の擁護者ヘルモゲネスの証言などを通じて明らかにする作品です。裁判を控えたソクラテスは、これまで正義を貫いて生きてきたこと自体が最善の弁護準備であり、老いの苦しみを避けて死ぬことはむしろ神の恩寵であると主張します。法廷において彼は、無神論や新しい神の導入という告発に対して、自らの「ダイモニオン」を挙げながら堂々と反論し、自身の卓越性を証明します。死刑判決が下された後も、ソクラテスは死を恐れずに晴れやかな態度を崩さず、脱獄の勧めをも拒んで自らの正義を貫き通します。最後に告発者たちの悲惨な末路を予言して法廷を去る彼の姿を通じ、著者はその類まれな知恵と高潔な最期を称賛しています。
弁論・修辞学4 チャンク · §1-9–§26-34406 対訳文読む →騎兵隊長について
On The Cavalry Commander本作は、新任の騎兵隊長に向けて書かれた、騎兵隊の育成、管理、訓練、および戦術に関する実践的な指南書です。著者はまず、兵士の招集や馬の管理、部隊の効率的な編成といった基礎的な準備から説き起こし、公共の場でのデモンストレーションによる士気向上の方法を解説します。中盤では、行軍や偵察の技術、地形の活用、敵を翻弄する欺瞞の技術など、多様な戦術が具体的に提案されます。また、圧倒的な敵に立ち向かうためのゲリラ的襲撃や歩兵との連携、さらには傭兵の導入といった制度面の改革も論じられます。最後に、指導者が部下の信頼を得るための資質を説き、すべての軍事行動の成功は神々の加護にかかっているとして、神々への敬意を強調して締めくくられます。
科学・哲学12 チャンク · §1.1-1.15–§9.1-9.91,034 対訳文読む →政府の財源
Ways and Means本作は、アテナイの慢性的な財政難を解消し、市民の自活を達成するための具体的な経済・財政改革案を提示した提言書です。著者はまず、アッティカ地方の恵まれた自然環境や地理的優位性を指摘し、国家再建の基盤が備わっていることを示します。続いて、在留外人(メトイコイ)の待遇改善による呼び込みや、港湾・市場へのインフラ投資を通じた貿易活性化を提案します。さらに、ラウレイオン銀山の無尽蔵な価値に着目し、国家が奴隷を所有・貸し出すことによる独自の鉱山開発スキームと、その安全保障策を詳細に展開します。これらの改革を実行し経済的繁栄と国際的地位を回復させる前提として、著者は平和の維持が不可欠であると説き、平和守護官の設置を提唱します。最終的に、これらの計画を神託によって神々の承認を得た上で実行に移し、国家に永続的な安全と繁栄をもたらすべきであると結論づけています。
科学・哲学9 チャンク · §1.1-1.8–§6.1-6.3712 対訳文読む →

