ジャンル
Others
引用方式
epistle.section
チャンク数
6
§1.1-1.2–§5.4-5.6
対訳文数
280
日本語 87 · English 48 · 简体中文 67 · 한국어 78
底本
Eurpides Epistulae. Epistolographi Graeci. Hercher, Rudolph, editor. Paris: A. F. Didot, 1873.
原文データ出典
Open Greek and Latin · CC BY-SA 4.0
Humanitext がクローン・再構成し、継続的に更新しています。
要旨
本作は、アテナイの悲劇詩人エウリピデスが、マケドニアのアルケラオス王の宮廷に赴いた時期を背景に、友人や王へと宛てて綴ったとされる書簡集です。書簡の中で筆者は、他者からの多額の資金や贈り物を辞退し、自足(アウタルケイア)の精神を重んじる自身の倫理的態度を繰り返し強調します。また、同時代の劇作家ソポクレスの海難事故を見舞い、彼の無事を喜ぶといった、アテナイの知識人同士の連帯も描かれます。さらに、アルケラオス王に対しては、学者や芸術家を厚遇する人道的な支配者としての統治を称賛します。後半では、老境にあって富を求めてマケドニアに下ったという世間の批判に対し、金銭欲や権力欲を否定し、高潔な動機から宮廷に滞在していることを強く弁明しています。
