ジャンル
Philosophy
引用方式
chapter
チャンク数
4
§1-10–§40-64
対訳文数
601
日本語 136 · English 164 · 简体中文 102 · 한국어 199
底本
Hippocrates. Oeuvres complètes d'Hippocrate, Vol. 9. Littré, Émile, editor. Paris: Baillière, 1861
原文データ出典
A Digital Corpus for Graeco-Arabic Studies · CC BY-SA 4.0
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要旨
本作は、急性熱病を中心とする諸疾患における病勢の転換点、すなわち「危急(クリシス)」の時期や予後を見極めるための医学的知見を体系的にまとめた著作です。書物全体を通じて、患者の生死や回復を左右する決定的な日数周期(4日の法則など)や、その際に現れる様々な身体的兆候が詳しく分析されます。前半では、急性熱病や稽留熱、三日熱を対象に、発汗や尿、排泄物の変化、さらには腹部や季肋部の腫れといった具体的な症状と危急との関係が論じられます。中盤では、排泄物の性質や脈拍、呼吸、不眠などの全身症状から、熱病や破傷風の予後および再発を判断するための詳細な診断基準が提示されます。終盤にかけては、精神錯乱や頭痛、関節への転移、鼻出血といった多様な随伴症状が、病勢の解決あるいは悪化にどのように結びついているかが精緻に説明されます。医師が病状の推移を予測し、適切な治療介入のタイミングを計るための実践的な記述となっています。
