リュシアス

リュシアス · Lysias

第二十四弁論 身体障害者給付金差し止めの提訴に答えて

For the Disabled Man

ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。

ジャンル
Rhetoric
引用方式
section
チャンク数
3
§1-9–§19-27
対訳文数
275
日本語 83 · English 52 · 简体中文 66 · 한국어 74

底本

Lysias. Lamb, W.R.M., editor. Cambridge, MA: Harvard University Press; London: William Heinemann Ltd., 1930.

原文データ出典

Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0

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要旨

本作は、古代アテナイにおいて身体障害者が国からの扶助金(年金)の受給資格を守るために行った法廷弁論です。ある貧しい障害を持つ市民が、自らの受給資格を剥奪しようとする告発者に対し、アテナイの評議会で自己弁護を行う形式をとっています。弁論の冒頭で被告は、告発者の悪意と嘘を暴き、自身の生活の困窮と身体の不自由さを切実に訴えます。続く中盤では、告発者が指摘する「馬に乗っていること」や「傲慢であること」という非難に対し、乗馬は歩行の困難を補うための現実的な手段にすぎないとユーモラスかつ論理的に反論します。最後に、自身の店に素行の悪い者が集まっているという告発をアテナイの一般的な社会習慣を持ち出して退け、自らの民主政への忠誠を強調して受給の継続を訴えます。本作は、当時の社会福祉制度の実態と、偏見に対抗する庶民の強さと機知を鮮明に描き出しています。

目次

3 チャンク

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