リュシアス

リュシアス · Lysias

第十八弁論 ニキアスの兄弟の財産没収について

On the Property of Nicias' Brother

ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。

ジャンル
Rhetoric
引用方式
section
チャンク数
3
§1-9–§19-27
対訳文数
181
日本語 65 · English 27 · 简体中文 37 · 한국어 52

底本

Lysias. Lamb, W.R.M., editor. Cambridge, MA: Harvard University Press; London: William Heinemann Ltd., 1930.

原文データ出典

Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0

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要旨

本作は、古代アテナイの法廷において、著名な将軍ニキアスの一族が国家による不当な財産没収に抗議し、その保全を求める弁論です。弁論者はまず、自身の叔父ニキアス、父エウクラテス、いとこニケラトスらが、三十人政権の恐怖政治下で犠牲になりつつも、いかにアテナイの国家や民主制に忠実に貢献してきたかを熱弁します。続いて、一族の叔父ディオグネトスがたどった苦難の歴史を振り返り、現在の財産没収の企てが、アテナイ市民の和合と過去の誓約に反する不当なものであると訴えます。さらに、この訴追が告発者の私利私欲に基づくものであることを暴き、一族が国に尽くした犠牲と貢献を強調します。最後に弁論者は、陪審員に対して一族の無実を認め、寛大な判決をもって財産を守るよう強く懇願して弁論を締めくくります。

目次

3 チャンク

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