ジャンル
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引用方式
section
チャンク数
2
§1-4–§5-9
対訳文数
183
日本語 62 · English 36 · 简体中文 37 · 한국어 48
底本
Lucian, Vol. 6. Kilburn, Kenneth, editor. London: William Heinemann, Ltd.; Cambridge, MA: Harvard University Press, 1959 (unrenewed copyright).
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0
Humanitext がクローン・再構成し、継続的に更新しています。
要旨
本作は、リビアの砂漠に生息する恐ろしい毒蛇「ディプサス(Dipsas)」を導入として、自らの弁論への情熱を聴衆に語りかける散文作品です。前半では、極めて過酷なリビア南部の自然環境と、そこに生きるガラマンテス人の狩猟生活が活写され、噛まれると決して癒えない渇きに苦しむという毒蛇ディプサスが紹介されます。続く中盤では、その毒が水を飲むことでさらに活性化するという奇妙な病理が、犠牲者の悲劇的な墓碑銘とともに語られます。最終的に著者は、この奇妙な蛇の生態を比喩として用い、自身の弁論に対する飽くなき情熱をディプサスの「渇き」に、そして自身を惹きつけてやまない聴衆を「清らかな水」に重ね合わせます。奇抜な博物学的描写から、聴衆への洗練された敬意の表明へと至る、独創的な構成の小品です。
