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ルキアノス · Lucian
歴史はいかに書くべきか
How to Write History
ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。
ジャンル
Geography
引用方式
section
チャンク数
15
§1-4–§57-63
対訳文数
1,309
日本語 434 · English 224 · 简体中文 264 · 한국어 387
底本
Lucian, Vol. 6. Kilburn, Kenneth, editor. London: William Heinemann, Ltd.; Cambridge, MA: Harvard University Press, 1959 (unrenewed copyright).
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0
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要旨
ルキアノスによる本作は、当時流行していた低俗で誇張に満ちた歴史記述の風潮を鋭く批判し、真にあるべき歴史叙述の指針を提示する評論である。著者はまず、戦争を契機に雨後の筍のように現れた、権力者への諂いや安易な詩的装飾、事実の捏造に満ちた不適切な歴史家たちの滑稽な悪例を、風刺とユーモアを交えて次々と暴露する。その上で著者は、歴史の唯一の目的は「真実をありのままに語ること」(aletheia)であり、一時的な快楽ではなく後世への有益さをもたらすことであると主張する。後半では、歴史家が備えるべき資質として、自由で偏見のない精神、政治的洞察力、そして明瞭で一貫した表現力を挙げる。さらに、素材の構成法や過剰な地形描写の抑制など、具体的な執筆技術を解説し、目先の賞賛ではなく未来の真実のために執筆する姿勢を求めて、不朽の名声にまつわる逸話で締めくくられる。
