← ルキアノス
ルキアノス · Lucian
饗宴またはラピタイ人
The Carousal or The Lapiths
ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。
ジャンル
Others
引用方式
section
チャンク数
9
§1-5–§44-48
対訳文数
1,099
日本語 356 · English 182 · 简体中文 250 · 한국어 311
底本
Lucian, Vol. 1. Harmon, Austin Morris, editor. London: William Heinemann, Ltd.; Cambridge, MA: Harvard University Press, 1913.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0
Humanitext がクローン・再構成し、継続的に更新しています。
要旨
ルキアノスによる本作は、哲学者の言行不一致と滑稽な本性を鋭く諷刺した対話篇形式の作品です。物語は、前日にアリスタイネトス邸で行われた婚礼の祝宴で大乱闘が起きたという噂を聞いたフィロンが、現場に居合わせたルキノスに詳細を尋ねるところから始まります。ルキノスは、宴席に招かれたストア派、エピクロス派、プラトン派など様々な学派の哲学者たちが、席順を争い、卑しい振る舞いを重ねていく様子を語り出します。犬儒派の乱入や、招かれなかった哲学者からの恨み言の手紙、料理の配分をめぐる醜い争いなどによって宴会は混乱を極め、やがて言葉の応酬から暴力沙汰へと発展していきます。最終的に、暗闇の中で哲学者たちの偽善的な醜態が完全に暴かれ、祝宴は文字通りラピタイ人の戦いのような大混乱のうちに幕を閉じます。読者は、高尚な倫理を説く知識人たちが、欲望や虚栄心によって容易に理性を失い、獣のように争う喜劇的な顛末を目撃することになります。
