ジャンル
Rhetoric
引用方式
section
チャンク数
2
§1-7–§8-12
対訳文数
207
日本語 64 · English 40 · 简体中文 44 · 한국어 59
底本
Lucian, Vol. 1. Harmon, Austin Morris, editor. London: William Heinemann, Ltd.; Cambridge, MA: Harvard University Press, 1913.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0
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要旨
本作は、ギリシア文字の「シグマ」が、同じく子音の「タウ」を相手取り、母音たちが構成する裁判所の前で不法行為を告訴する風刺的な模擬弁論です。シグマは、タウがギリシア語の様々な単語において自分の音を不当に奪い取ったと主張し、文字の世界の秩序を揺るがすタウの越権行為を厳しく告発します。訴えのなかでシグマは、言葉から自分の音を駆逐したタウの罪状を、具体的な単語の例を挙げながら暴露していきます。さらにその非難は言語の領域に留まらず、タウの文字の形状が恐ろしい処刑道具である十字架の起源となり、人間に害悪をもたらしたことへと及びます。最終的にシグマは、タウが自らの文字の形にふさわしく処刑されるべきだと強く要求して演説を締めくくります。
