ジャンル
Rhetoric
引用方式
section
チャンク数
6
§1-4–§23-32
対訳文数
529
日本語 184 · English 87 · 简体中文 98 · 한국어 160
底本
Lucian, Vol. 1. Harmon, Austin Morris, editor. London: William Heinemann, Ltd.; Cambridge, MA: Harvard University Press, 1913.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0
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要旨
本作は、美しく装飾された大広間(ホール)が、その中で行われる弁論にどのような影響を与えるかという問題をめぐる、修辞学的な対話および演説形式の作品です。物語の前半では、美しい空間が語り手のインスピレーションを刺激し、演説の熱意を呼び起こすという肯定的な視点が称賛を交えて提示されます。しかし中盤に差し掛かると、豪華すぎる空間はかえって聴衆の注意をそらし、言論そのものの価値を妨げるという対抗弁論が提起されます。後半では、視覚が聴覚に対して持つ強力な支配力が示され、ホールの壁面に描かれたペルセウスやオレステス、メディアなどの数々の神話絵画の鮮やかな描写(エクフラシス)が展開されます。最終的に、視覚的な美が語り手と聴衆に与える圧倒的な影響力を認めつつ、修辞的な論争の妙味を示して締めくくられます。
