ジャンル
Rhetoric
引用方式
book.section
チャンク数
6
§1.1-1.3–§2.8-2.13
対訳文数
506
日本語 158 · English 84 · 简体中文 113 · 한국어 151
底本
Lucian, Vol. 1. Harmon, Austin Morris, editor. London: William Heinemann, Ltd.; Cambridge, MA: Harvard University Press, 1913.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0
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要旨
本作は、シケリアのアクラガスを支配した悪名高き僭主ファラリスを巡る、二部構成の修辞学的な演説(疑似弁論)です。第一部では、ファラリスの使節がデルポイの神殿に到着し、主君が残酷な暴君であるという世間の悪評に対して熱烈な弁明を行います。使節は、ファラリスの苛烈な処置が陰謀から身を守るためのやむを得ない自己防衛であったと主張し、悪名高い刑罰装置「ファラリスの牡牛」の考案者を最初の犠牲者とした正義の顛末を語って、この牡牛をアポロンへの奉納品として受け入れるよう求めます。第二部では、これを受けたデルポイの市民の一人が弁論を引き継ぎます。彼は、奉納品を審査・拒絶することは神殿の伝統的な中立性を損ない不敬虔を招くと警告し、神殿の繁栄のためにも牡牛の奉納を無条件で受け入れるべきだと同胞に訴えかけます。
