ジャンル
Philosophy
引用方式
section
チャンク数
6
§313-314–§321
対訳文数
1,176
日本語 329 · English 261 · 简体中文 276 · 한국어 310
底本
Platonis Opera, Tomus V: Tetralogia VIII. Burnet, John, editor. Oxford: Clarendon Press, 1914.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
Humanitext がクローン・再構成し、継続的に更新しています。
要旨
本作は、ソクラテスと一人の同伴者による「法律(ノモス)とは何か」をめぐる対話篇である。同伴者は最初、法律を習慣や国家の決定と定義するが、ソクラテスは法律が本質的に善なるものであるとし、それは「実在の発見」を志向する真実の意見でなければならないと導く。各国の実定法の違いに対しては、医学や農耕などの専門技術と同様に、真実を知る専門家の正しい規則こそが真の法律であると論じられる。その優れた立法者の具体例として、ゼウスから教育を受けたとされるクレタの王ミノスが挙げられ、彼の正当性が詩人の権威を借りて称賛される。アテナイにおける彼の悪評は、悲劇詩人たちとの敵対による誤解であると説明される。最終的に、優れた立法者が身体への食物のように「魂」に対して何を分配すべきかという問いが投げかけられるが、同伴者はこれに答えることができず、己の魂についての無知を自覚させられる形で対話は幕を閉じる。
