ジャンル
Philosophy
引用方式
section
チャンク数
8
§530-531–§541-542
対訳文数
1,197
日本語 346 · English 250 · 简体中文 277 · 한국어 324
底本
Platonis Opera, Tomus III: Tetralogia V-VII. Burnet, John, editor. Oxford: Clarendon Press, 1903.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
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要旨
プラトンの初期対話篇である本作は、哲学者ソクラテスと、ホメロスの詩を朗誦する専門家(ラプソドス)であるイオンとの対話を扱っている。ソクラテスは、イオンがホメロスの作品に対しては並外れた解説能力を持ちながら、他の詩人に対しては関心も知識も持たないという点に着目し、その能力が真の「技術(テクネー)」や知識に基づいているのかを問いかける。ソクラテスは、詩作や朗誦が技術によるものではなく、ミューズから詩人、ラプソドス、そして観客へと磁石のように伝播する「神的な狂気」や神懸かりによるものであると論じる。これに対してイオンは、自分たちの技術は多様な分野におよぶと主張し、最終的には将軍の技術と同じであるとまで強弁するが、ソクラテスによってその論理の矛盾を暴かれる。最終的に、イオンは自身の能力が技術によるものではなく、神の恩恵によるものであるというソクラテスの結論を受け入れる。
