ジャンル
Philosophy
引用方式
section
チャンク数
8
§363-364–§375-376
対訳文数
1,546
日本語 421 · English 464 · 简体中文 337 · 한국어 324
底本
Platonis Opera, Tomus III: Tetralogia V-VII. Burnet, John, editor. Oxford: Clarendon Press, 1903.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
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要旨
本作は、ソクラテスとソフィストのヒッピアスがホメロスの英雄たちを比較することから始め、真実と偽り、そして人間の魂のあり方へと迫る哲学対話篇です。オリンピアを舞台に、ヒッピアスはアキレウスを真実を語る者、オデュッセウスを偽る者と定義しますが、ソクラテスは様々な技術や知識の例を引きながら、真実を語る能力のある者こそが自発的に嘘をつく能力をも備えていることを論証します。議論はさらに深まり、自発的に間違いや悪事を犯す能力を持つ者の方が、不本意にそれらを行う者よりも優れているのではないかという問いへと発展します。身体能力や技術、魂の卓越性を検証した末に、対話は「意図的に不正を行う者こそが善い人である」という不条理な結論(アポリア)に到達します。最終的にソクラテスもヒッピアスもこの結論に困惑し、明確な答えを得られないまま対話は幕を閉じます。
