プラトン

プラトン · Plato

ゴルギアス

Gorgias

ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。

§447-448 から読む →作品全体を PDF
範囲範囲を PDF
目次へジャンプ
ジャンル
Philosophy
引用方式
section
チャンク数
53
§447-448–§527
対訳文数
8,630
日本語 2422 · English 1750 · 简体中文 1959 · 한국어 2499

底本

Platonis Opera, Tomus III: Tetralogia V-VII. Burnet, John, editor. Oxford: Clarendon Press, 1903.

原文データ出典

Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)

Humanitext がクローン・再構成し、継続的に更新しています。

要旨

本作は、言葉による説得の技術である「弁論術」の正体と、人間がいかに生きるべきかという倫理的根本問題を追究する哲学対話篇である。ソクラテスは、高名な弁論家ゴルギアス、その弟子のポロス、そして野心的な政治家カリクレスと順に対話を重ねていく。ソクラテスは、弁論術が真の知識を欠いた「諂い」にすぎないと看破し、不正を被るよりも行う方が大きな悪であり、罰を免れる不正な者こそが最も不幸であると論証する。さらに、欲望の限りを尽くす「強者の正義」を主張するカリクレスに対し、魂の節制と秩序こそが真の徳であり、市民の魂を善くすることこそが真の政治であると説く。最後は裸の魂が裁かれる死後の審判の神話が語られ、現世での不義を避け、正義を実践する生き方のみが究極の幸福をもたらすという確信をもって対話が締めくくられる。