プラトン

プラトン · Plato

エウテュデモス

Euthydemus

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ジャンル
Philosophy
引用方式
section
チャンク数
25
§271-272–§306-307
対訳文数
3,634
日本語 1378 · English 422 · 简体中文 1063 · 한국어 771

底本

Platonis Opera, Tomus III: Tetralogia V-VII. Burnet, John, editor. Oxford: Clarendon Press, 1903.

原文データ出典

Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)

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要旨

本作は、ソクラテスと友人クリトンの対話という枠組みの中で、ソフィストであるエウテュデモスとディオニュソドロスの兄弟が披露する「論駁術」と、ソクラテスが示す「真の哲学」との対比を描いた哲学対話篇です。物語は、ソフィストの兄弟が若者クレイニアスを相手に、言葉の多義性を利用した執拗な二者択一の罠で翻弄する場面から始まります。これに対しソクラテスは、人間が幸福になるためには「知恵」こそが唯一の善であり、あらゆるものを正しく使用するための知識が必要であると説き、少年に寄り添いながら対話を導きます。その後、ソクラテスは「作る技術」と「使う技術」が一致した、幸福をもたらす究極の知識である「王者術」を追求しますが、定義が循環してアポリア(行き詰まり)に陥ります。一方でソフィストたちは、「嘘は不可能である」や「万物を常に知っている」といった極端な詭弁をエスカレートさせ、神々の所有にまつわる奇妙な結論で対話を締めくくります。最後にソクラテスは、世間の哲学批判に惑わされず、哲学そのものの価値を吟味して追求すべきであることをクリトンに語りかけ、作品は幕を閉じます。