ジャンル
Philosophy
引用方式
section
チャンク数
15
§203-204–§222-223
対訳文数
1,955
日本語 671 · English 233 · 简体中文 634 · 한국어 417
底本
Platonis Opera, Tomus III: Tetralogia V-VII. Burnet, John, editor. Oxford: Clarendon Press, 1903.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
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要旨
本書は、哲学者ソクラテスが少年たちとの対話を通じて、「友愛(フィリア)」の本質とは何かを追究するプラトンの対話篇である。舞台はアテナイの新設された体育館で、ソクラテスは美しく徳高い少年リュシスやその友人メネクセノスらと出会い、議論を交わす。冒頭では、両親の愛と自由の関係が知識の有無から紐解かれ、続いて「友(フィロス)」と呼ばれるべき者の定義が探求される。対話の中では、似たもの同士の友情、反対のもの同士の結びつき、あるいは悪から逃れるために善を求めるという仮説、そして愛着の根源である「第一の友」などの概念が次々と検討される。しかし、自分に「ふさわしいもの(オイケイオン)」を欲することが友愛であるという説も行き詰まりを見せ、最終的には定義を明確にできないまま、家庭教師たちの乱入によって議論はアポリア(行き詰まり)のうちに打ち切られる。
