プラトン

プラトン · Plato

カルミデス

Charmides

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ジャンル
Philosophy
引用方式
section
チャンク数
18
§153-154–§175-176
対訳文数
2,134
日本語 807 · English 227 · 简体中文 597 · 한국어 503

底本

Platonis Opera, Tomus III: Tetralogia V-VII. Burnet, John, editor. Oxford: Clarendon Press, 1913.

原文データ出典

Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)

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要旨

本作は、魂の主要な美徳の一つである「節制(ソープロシュネー)」の本質をめぐって展開されるプラトンの哲学的な対話篇です。ポテイダイアの戦場から帰還したソクラテスが、アテナイの体育場において、美少年ハルミデスとその従兄クリティアスを相手に議論を交わします。物語は、ソクラテスがハルミデスの頭痛を治療するための「呪文」として節制を導入するところから始まり、やがて節制の定義をめぐる対話へと発展します。ハルミデスが提案する「静けさ」や「慎み」といった定義が退けられた後、議論を引き継いだクリティアスは、節制を「自分自身を知ること」や「知識の知識」として定義し直します。しかしソクラテスは、自己言及的な知識の可能性を疑い、それがどのように人間を益するのかを厳しく吟味していきます。最終的に、人を幸福にするのは単なる知識ではなく「善と悪に関する知識」であることが明らかになり、節制の定義自体は未解決のまま幕を閉じるものの、ハルミデスたちは今後もソクラテスに学び続けることを決意します。