プラトン

プラトン · Plato

アルキビアデスI

Alcibiades I

ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。

§103-104 から読む →作品全体を PDF
範囲範囲を PDF
目次へジャンプ
ジャンル
Philosophy
引用方式
section
チャンク数
21
§103-104–§134-135
対訳文数
4,819
日本語 1294 · English 1112 · 简体中文 1137 · 한국어 1276

底本

Platonis Opera, Tomus II: Tetralogia III-IV. Burnet, John, editor. Oxford: Clarendon Press, 1910.

原文データ出典

Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)

Humanitext がクローン・再構成し、継続的に更新しています。

要旨

本作は、アテナイの若き野心家アルキビアデスと哲学者ソクラテスとの対話を通じ、「自己を知ること」と政治的指導者に求められる「徳(arete)」の本質を追究する哲学対話篇です。世界を支配する野望を抱きながらも、政治への参加を急ぐアルキビアデスに対し、ソクラテスは彼の知識の源泉を問い始めます。対話が進むにつれ、アルキビアデスは自分が「正義」や「有益さ」について全く無知であることを自覚させられ、自身の「二重の無知」に直面します。さらにソクラテスは、競うべき真の相手はスパルタやペルシアの王たちであり、自己鍛錬が不可欠であることを説きます。そして、「汝自身を知れ」というデルポイの神託をめぐり、真の自己とは身体ではなく「魂」であること、また魂が自己を知るにはその最良の部分である知恵や神的なものを鏡としなければならないことが論じられます。最終的にアルキビアデスは、国家を導く者には魂の徳(正義と節制)が必要であることを確信し、ソクラテスに従って自己の探求に努めることを決意します。