ジャンル
Philosophy
引用方式
section
チャンク数
36
§126-127–§165-166
対訳文数
5,377
日本語 1553 · English 1077 · 简体中文 1428 · 한국어 1319
底本
Platonis Opera, Tomus II: Tetralogia III-IV. Burnet, John, editor. Oxford: Clarendon Press, 1910.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
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要旨
本作は、プラトンのイデア論(形相論)への自己批判と、「一」と「多」を巡る深遠な論理的探究をテーマとする対話篇です。物語は、若きソクラテスがアテナイを訪れたエレア派の哲学者パルメニデスとゼノンに出会い、議論を交わす回想として始まります。前半では、ソクラテスが提示する形相(イデア)の概念に対し、パルメニデスが無限後退や認識不可能性といった鋭い難問を突きつけます。後半では、これに対する知的訓練として、パルメニデス自身が若きアリストテレスを相手に、「一が存在するならば」および「一が存在しないならば」という仮定から導かれる帰結を徹底的に検証します。この厳密な論理展開を通じて、一と他なるものの関係が、存在、運動、時間、数などの多角的な視点から吟味されます。最終的に、一があってもなくても、一自身も他なるものも、すべてが存在すると同時に存在しないという壮大なパラドックスに達して作品は締めくくられます。
