プラトン

プラトン · Plato

テアイテトス

Theaetetus

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ジャンル
Philosophy
引用方式
section
チャンク数
45
§142-143–§209-210
対訳文数
7,270
日本語 2041 · English 1490 · 简体中文 1685 · 한국어 2054

底本

Platonis Opera, Tomus I: Tetralogia I-II. Burnet, John, 1863-1928, editor. Oxford: Clarendon Press, 1905.

原文データ出典

Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)

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要旨

本作は、ソクラテスと若き数学徒テアイテトス、そして幾何学者テオドロスとの間で交わされた、「知識(エピステーメー)とは何か」という根源的な問いをめぐる対話篇です。導入部では、過去の対話の記録を読み上げる形で始まり、ソクラテスは自らの役割を、他者の魂から思想を引き出し吟味する「産婆術」に例えて対話を主導します。対話の中でテアイテトスはまず「知識とは感覚である」と定義し、ソクラテスはこれを受動的な知覚と万物流転説に関連づけて徹底的に吟味します。続いて「知識とは真なる意見(思いなし)である」という定義が提示され、「蝋板」や「鳥小屋」の比喩を用いて誤謬が生じる仕組みが議論されます。最後に「説明(ロゴス)を伴う真なる意見」という定義が検討されますが、説明自体の定義をめぐって再びアポリア(行き詰まり)に陥ります。最終的に合意された定義には至りませんが、テアイテトスが自らの無知を自覚し、知的な謙虚さを得ることで対話は幕を閉じます。