ジャンル
Philosophy
引用方式
section
チャンク数
34
§383-384–§439-440
対訳文数
5,763
日本語 1629 · English 1254 · 简体中文 1318 · 한국어 1562
底本
Platonis Opera, Tomus I: Tetralogia I-II. Burnet, John, 1863-1928, editor. Oxford: Clarendon Press, 1905.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
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要旨
本作は、言葉や名前(オノマ)の「正しさ」が、事物の「自然(本性)」に由来するものか、それとも人間の「合意や慣習」によるものかを巡って展開される、ソクラテスとエルモゲネス、クラテュロスの対話篇です。ソクラテスはまずエルモゲネスを相手に、名前は事物の本質を写し取る道具であり、本来は自然な正しさを持つという立場から、神々の名や徳に関する語源を次々とユーモラスに解き明かしていきます。続いて、極端な自然説と万物流転説を支持するクラテュロスに対し、ソクラテスは名前による模倣には不完全さがあり、理解には「合意」や「習慣」の要素も不可欠であることを認めさせます。最終的に、名前の分析を通して実在を知ることの限界が示され、名前を離れて事物そのもの(イデア)から真理を探求すべきであるという見通しが語られます。決定的な結論は保留されたまま、さらに深く考察を続けることを約束して対話は締めくくられます。
