ジャンル
Philosophy
引用方式
section
チャンク数
9
§43-44–§53-54
対訳文数
1,112
日本語 286 · English 236 · 简体中文 270 · 한국어 320
底本
Platonis Opera, Tomus I: Tetralogia I-II. Burnet, John, 1863-1928, editor. Oxford: Clarendon Press, 1905.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
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要旨
本作は、死刑判決を受けた哲学者ソクラテスと、彼の脱獄を支援しようとする旧友クリトンとの、刑執行前夜の牢獄での対話を描いています。クリトンは世間の評判や家族への責任を理由に逃亡を強く勧めますが、ソクラテスは多数派の意見ではなく、正邪の基準を知る専門家の知恵やロゴス(理性)に従うべきだと応じます。さらにソクラテスは、いかなる場合でも不正に対して不正をもって報いてはならないという根本原則を提示します。続いて擬人化されたアテナイの「国法」が登場し、長年アテナイに留まりその恩恵を受けてきたソクラテスは、法に従うという合意を暗黙のうちに交わしていると論じます。最終的に、脱獄は法の破壊であり正義に反すると確信したソクラテスは、神の導きに従い、逃亡を拒否して法に基づく死を受け入れる決意を固めます。
