ジャンル
Philosophy
引用方式
section
チャンク数
12
§2-3–§15-16
対訳文数
1,703
日本語 502 · English 352 · 简体中文 387 · 한국어 462
底本
Platonis Opera, Tomus I: Tetralogia I-II. Burnet, John, 1863-1928, editor. Oxford: Clarendon Press, 1905.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
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要旨
本作は、国家を害したとして告発された哲学者ソクラテスが、裁判直前に「敬虔(ホシオン / hosiotēs)」の本質をめぐって交わした哲学対話篇である。舞台はアテナイの王の柱廊の前であり、ソクラテスは、実の父親を殺人罪で告発しようとする宗教専門家エウテュプロンと出会う。ソクラテスは、父親を告訴するほど神聖な知識に自信を持つ彼に弟子入りを志願し、「敬虔とは何か」というその本質的な定義を問いかける。エウテュプロンは「神々に愛されるもの」や「神々への奉仕」といった定義を次々と提案するが、ソクラテスは対話を通じて、それらの定義に含まれる矛盾や論理的欠陥を暴いていく。議論は進むものの、定義は堂々巡りを繰り返し、普遍的な「形相(イデア / idea)」に到達することはできない。最後は、困惑したエウテュプロンが急用を理由に立ち去り、対話は明確な結論を得られないまま幕を閉じる。
