ジャンル
Poetry
引用方式
line
チャンク数
2
§1-85–§86-166
対訳文数
326
日本語 111 · English 59 · 简体中文 63 · 한국어 93
底本
Moschus. The Greek Bucolic Poets. Edmonds, J. M., editor. London: William Heinemann, Ltd.; New York: G. P. Putnam's Sons, 1916.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0
Humanitext がクローン・再構成し、継続的に更新しています。
要旨
本作は、フェニキアの王女エウロペが主神ゼウスに見初められ、クレーテー島へと連れ去られるギリシア神話のエピソードを美しく描いた抒情的な小叙事詩(エピュリオン)です。物語は、アプロディテから送られた奇妙な夢から目覚めたエウロペが、侍女たちを伴って海辺の草原へ花摘みに出かける場面から始まります。彼女たちが手にするヘパイストス作の黄金の籠の緻密な描写に続き、エウロペの美しさに魅了されたゼウスが、穏やかで輝かしい黄金の雄牛の姿となって近づいてきます。その優しさに誘われたエウロペが雄牛の背に乗り込むと、雄牛は突如として海へと走り出し、波の上を渡って彼女を連れ去ります。最終的にクレーテー島へと辿り着いたゼウスは、本来の神としての姿を現して彼女と結ばれ、エウロペはのちに高貴な王たちの母となる運命を受け入れます。
