アレクサンドリアのフィロン

アレクサンドリアのフィロン · Philo of Alexandria

酔い覚めについて

On Sobriety

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ジャンル
Theology
引用方式
section
チャンク数
7
§1-8–§60-69
対訳文数
733
日本語 242 · English 109 · 简体中文 158 · 한국어 224

底本

Philo Judaeus. Opera quae supersunt, Volume 2. Wendland, Paul, editor. Berlin: Reimer, 1897.

原文データ出典

Open Greek and Latin · CC BY-SA 4.0

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要旨

本書は、創世記におけるノアの泥酔と覚醒の記述を出発点とし、魂の「しらふ(素面)」な状態がもたらす徳を追究する、アレクサンドリアのフィロンによる宗教・哲学的な寓意的注解書です。前半では、聖書に登場する「幼子」や「長老」といった言葉が、肉体的な年齢ではなく魂の不完全さや道徳的な成熟を象徴していることを、アブラハムやヨセフなどの事例から論証します。中盤では、ノアがハムではなく孫のカナアンを呪った理由を解き明かすため、「状態(習慣)」と「運動(活動)」という哲学的な概念を導入し、活動を伴う悪徳こそが非難に値することを示します。終盤では、ノアによるセムとヤフェトへの祝福を巡り、身体的・外的な善の広がりと、美徳のみを善とする純粋な知性への回帰を寓意的に解釈します。聖書テキストの象徴的読解を通じて、魂が目指すべき真の賢明さと神との結びつきを照らし出す作品です。

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