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デモステネス · Demosthenes
第五十一弁論 三段櫂船奉仕役への冠について
On the Trierarchic Crown
ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。
ジャンル
Rhetoric
引用方式
section
チャンク数
3
§1-8–§16-22
対訳文数
267
日本語 79 · English 54 · 简体中文 57 · 한국어 77
底本
Demosthenes. Orationes, Vol. III. Rennie, W., editor. Oxford: Clarendon Press, 1931.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
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要旨
本作は、古代アテナイにおける三段櫂船の装備義務(トリエラルキア)を巡り、その功績を称える「冠」の授与を要求する法廷弁論です。話し手は、自分が誰よりも早く装備を完了させて国家への義務を果たしたとして、戴冠の権利を主張します。一方で、義務を放置したまま弁論家を雇って権利を主張する競合相手や、その公的義務(レイトゥルギア)を他者に安価で下請けに出していた不正を暴露し、厳しく糾弾します。このような富裕層の怠慢と私利私欲の追求が、市民の安全や国家の防衛を脅かしていることを陪審員に警告します。最後に、相手側の共同弁護人の不合理な態度を批判し、公的義務の名誉を守るために厳格で公正な判決を下すよう陪審員に訴えかけています。
