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デモステネス · Demosthenes
第三十七弁論 パンタイネトスへの抗弁
Against Pantaenetus
ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。
ジャンル
Rhetoric
引用方式
section
チャンク数
8
§1-7–§53-60
対訳文数
938
日本語 274 · English 189 · 简体中文 225 · 한국어 250
底本
Demosthenes. Orationes, Vol. II, Part 2. Rennie, W., editor. Oxford: Clarendon Press, 1921.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
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要旨
デモステネスの法廷弁論に数えられる本作は、アテナイのラウレイオン鉱山をめぐる金銭融資と担保財産の売却を背景とした、被告ニコブロスによる特別抗弁(パラグラペー)である。原告パンタイネトスが提起した訴訟に対し、被告はすでに当事者間で法的な免責と和解(アパッラゲー)が成立していることを盾に、この裁判自体の不適法性を主張する。弁論の中でニコブロスは、複雑な担保契約や売却手続きの実態を解き明かし、原告による暴行や鉱山法違反の告発がいかに虚偽で管轄違いであるかを理路整然と論証する。さらに、原告がかつて別の裁判でも欺瞞的な手段で勝訴した事実や、奴隷の拷問要求をめぐる卑劣な駆け引きを暴露し、原告の道徳等への信用を失墜させようと試みる。自身の無愛想な態度に対する陪審員の偏見を警戒しつつも、被告は最後に、一度合意された和解の不可逆的な法的重みを強調し、不当な再訴訟を退けるよう訴えかけている。
