デモステネス

デモステネス · Demosthenes

第三十五弁論 ラクリトスへの抗弁

Against Lacritus

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ジャンル
Rhetoric
引用方式
section
チャンク数
7
§1-10–§49-56
対訳文数
625
日本語 205 · English 127 · 简体中文 130 · 한국어 163

底本

Demosthenes. Orationes, Vol. II, Part 2. Rennie, W., editor. Oxford: Clarendon Press, 1921.

原文データ出典

Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)

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要旨

本作は、海上貸借契約の不履行をめぐり、ファセーリス人の被告ラクリトス(Lakritos)に対してアテナイの法廷で提起された民事の商業訴訟(ディケー・エンポリカ)の弁論です。原告は、ラクリトスが有名な修辞学者イソクラテスの弟子という肩書を利用して信頼させ、多額の資金を詐取した経緯を暴き出します。弁論の前半では、契約書に定められた担保の葡萄酒がほとんど船に積まれず、復路の荷も皆無であったなど、度重なる契約違反が客観的証言を交えて詳細に論証されます。後半では、被告らがアテナイの正規の港を避けて停泊し、難破を言い訳にして返済を免れようとする欺瞞が厳しく糾弾されます。原告は、ラクリトスがソフィスト的な詭弁を用いて法廷を欺こうとしていると警告し、海上交易の安全と法律の威信を守るため、陪審員に厳格で正しい判決を下すよう強く求めて締めくくります。

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