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デモステネス · Demosthenes
第三十二弁論 ゼノテミスへの抗弁
Against Zenothemis
ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。
ジャンル
Rhetoric
引用方式
section
チャンク数
4
§1-8–§25-32
対訳文数
411
日本語 117 · English 80 · 简体中文 101 · 한국어 113
底本
Demosthenes. Orationes, Vol. II, Part 2. Rennie, W., editor. Oxford: Clarendon Press, 1921.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
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要旨
本作は、古代アテナイの商事裁判における異議申立(パラグラペー)をめぐる法廷演説です。話者は、相手方であるゼノテミスとの間に裁判要件を満たす契約が存在しないことを主張し、訴訟の却下を求めます。議論の発端として、ゼノテミスと船主が企てた、海上で船を故意に沈没させて借入金をだまし取ろうとした海上保険詐欺の陰謀が暴露されます。船が難を逃れてアテナイに到着すると、ゼノテミスは小麦の所有権を主張して訴訟を起こしますが、話者は彼が港湾の不良グループと結託して嘘を重ねている実態を痛烈に批判します。さらに、事態の真相究明のためのシラクサへの照会をゼノテミスが拒否したことや、本来の買い手であったプロトスまでもが買収された経緯が明かされます。最終的に話者は、アテナイへの穀物輸入を妨害したゼノテミスには告訴の権利がないことを示し、裁判員に対して訴訟の不当性と却下を強く訴えかけます。
