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プルタルコス · Plutarch
水と火ではどちらがより有益か
Whether Fire of Water Is More Useful
ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。
ジャンル
Philosophy
引用方式
section
チャンク数
3
§1-5–§10-13
対訳文数
352
日本語 118 · English 71 · 简体中文 76 · 한국어 87
底本
Plutarch. Plutarchi Chaeronensis Moralia, Vol. VI. Vernardakēs, Grēgorios N., editor. Leipzig: Teubner, 1895.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
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要旨
本作は、自然を構成する基本元素である「火」と「水」のどちらが人間や生命にとってより有用であるかという古典的な問いを追究する哲学・科学的エッセイです。議論の冒頭では、詩人や思想家の言葉を引用しながら、あらゆる生命の維持に不可欠な存在として水の重要性が強調されます。中盤では、水が航海を通じて文明間の交流を可能にする安全な元素として称賛される一方で、生成と生命維持の真の能動的原理は火(熱)であり、水自体も熱を失えば腐敗するという強力な反論が提示されます。終盤にかけて著者は、水が有用であるためには火が必要とされるのに対し、火はそれ自体で自足的であると論じます。最終的に、火はあらゆる技術の基礎であるだけでなく、夜を照らして活動時間を倍加させ、視覚を通じて天体観測と魂の陶冶をもたらす最も高貴な元素であると結論づけられます。
