ジャンル
Philosophy
引用方式
section
チャンク数
7
§1-2–§18-19
対訳文数
684
日本語 225 · English 104 · 简体中文 163 · 한국어 192
底本
Plutarch. Plutarchi Chaeronensis Moralia, Vol. IΙI. Vernardakēs, Grēgorios N., editor. Leipzig: Teubner, 1891.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
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要旨
本書は、人間の善良な性質から生じながらも、人生に多大な害を及ぼす「過度な羞恥心(気おくれ:デュソーピア)」という情念を取り上げ、その弊害と克服法を論じた哲学・倫理的エッセイです。著者プルタルコスは、この気おくれが裁判の歪みや他者への屈従、さらには国家や個人の破滅といった悲劇を引き起こす危険な病であると警告します。この病を治療するために、著者は宴席での乾杯やサイコロの誘いを断るといった、日常の些細な事柄から拒絶の訓練を始めることを提案します。さらに、プラトンやカト、テミストクレスといった古代の賢人たちの豊富な逸話や鋭い切り返しを引き合いに出し、不当な要求や追従をきっぱりと退けることの重要性を説きます。最終的に、他者からの不当な非難を恐れて悪に屈するよりも、正しく断って恨まれる方がはるかに勝ることを示し、後悔の記憶を通じてこの弱さを克服するよう読者に促しています。
