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プルタルコス · Plutarch
富への愛好について
On the of Wealth
ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。
ジャンル
Philosophy
引用方式
section
チャンク数
4
§1-3–§8-10
対訳文数
421
日本語 134 · English 70 · 简体中文 100 · 한국어 117
底本
Plutarch. Plutarchi Chaeronensis Moralia, Vol. IΙI. Vernardakēs, Grēgorios N., editor. Leipzig: Teubner, 1891.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
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要旨
本作は、富への過度な執着(貪欲)がもたらす害悪を暴き、人間の真の充足がどこにあるかを追究した哲学的な論考です。著者は、歴史上の人物の逸話や巧みな比喩を用いながら、富の本質を鋭く分析していきます。導入部では、富が欲望を鎮めるどころか、かえって不要な贅沢への渇望を生み出して人間を破滅へと導くことを指摘し、真の治療は富を増やすことではなく「魂の浄化」であると説きます。中盤では、財を蓄積するだけで一切楽しまない吝嗇家の「精神の貧困」を厳しく批判し、その歪んだ価値観が親子関係をも崩壊させる悲劇を描き出します。最終的に、富の誇示は他人の目を気にした虚栄にすぎず、真に魂を永続的に喜ばせるのは、外的な財ではなく節度や美徳に裏打ちされた生き方であると結論づけています。
