プルタルコス

プルタルコス · Plutarch

子供への情愛について

On Affection for Offspring

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ジャンル
Philosophy
引用方式
section
チャンク数
5
§1–§4-5
対訳文数
350
日本語 112 · English 60 · 简体中文 76 · 한국어 102

底本

Plutarch. Plutarchi Chaeronensis Moralia, Vol IΙI. Vernardakēs, Grēgorios N., editor. Leipzig: Teubner, 1891.

原文データ出典

Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)

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要旨

本作は、人間が本来備えている「我が子への自然な愛情(フィロストルギア)」の本質と、それが自然によって与えられた強力な本能であることを探求する論考です。著者はまず、理性や習慣によって自然な本性から逸脱した人間に対し、純粋な自然を保持する動植物の生態を観察することを提案します。カワセミやライオン、鳥などの献身的な子育ての具体例を通じて、親子の愛を打算や利害に基づくとするエピクロス派の人間観が批判されます。さらに、人間の親の愛は正義や文明を築く種子であり、女性の妊娠や授乳の仕組みといった生理学的適応からも自然の深い配慮が明らかであると論じられます。最終的に、育児にはいかなる実利的な見返りもないにもかかわらず親が子を育てるのは、人間の本性に根ざした圧倒的な力によるものであり、この愛情はどのような境遇にあっても決して失われない金のように輝くものであると結論づけられます。

目次

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