プルタルコス

プルタルコス · Plutarch

ニキアスとクラッススの比較

Comparison of Nicias and Crassus

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ジャンル
Geography
引用方式
chapter.section
チャンク数
5
§1.1-1.4–§5.1-5.2
対訳文数
200
日本語 63 · English 35 · 简体中文 43 · 한국어 59

底本

Plutarch. Plutarch's Lives, Vol. III. Perrin, Bernadotte, editor. Cambridge, MA: Harvard University Press; London: William Heinemann Ltd., 1914.

原文データ出典

Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0

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要旨

本作は、アテナイの将軍ニキアスと、ローマの富豪・政治家クラッススという二人の著名な指導者を対比し、その性格や事績、最期を多角的に評価する比較論です。まず、両者の富の獲得方法と支出のあり方を比較し、ニキアスの手堅さと、クラッススの派手な公共支出の規模を対照させます。政治的活動においては、慎重だが時に臆病とされるニキアスがもたらした平和への貢献と、暴力的でありながらも強大な敵に立ち向かったクラッススの気概を対比します。また、国家に対する責任の面では、ニキアスが保身から無能な人物に軍事指揮権を譲ったことと、クラッススが野心から無謀な戦争を主導して市民を巻き込んだことの双方を批判的に検証します。最後に、無謀なパルティア遠征に挑んで騙し討ちで没したクラッススと、シケリア遠征を避けようとしながらも最終的に悲惨な最期を遂げたニキアスを比較し、それぞれの軍事的決断と破滅の軌跡を明らかにしています。

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