ジャンル
Geography
引用方式
chapter.section
チャンク数
19
§1.1-1.7–§19.1-19.4
対訳文数
992
日本語 314 · English 186 · 简体中文 216 · 한국어 276
底本
Plutarch. Plutarch's Lives, Vol. II. Perrin, Bernadotte, editor. Cambridge, MA: Harvard University Press; London: William Heinemann Ltd., 1914.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0
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要旨
本書は、古代ギリシアのアテナイの将軍であり政治家であったキモンの生涯を描いた伝記作品である。著者はルクッルスとの比較を通じてキモンの美徳や軍実績才覚、内政での穏健さを称賛する。前半では、キモンの高貴な血統や若き日の奔放な逸話、ペルシア戦争での活躍による台頭が描かれ、さらに彼が同盟国の信頼を勝ち取りギリシアの覇権をアテナイにもたらす過程が示される。また、キモンが私財を投じて市民を支援し、公共の景観を整えた寛大で清廉な人柄も詳しく語られる。中盤では、エウリュメドン川の戦いにおける対ペルシア大勝利という軍事的な絶頂期が描かれる。しかし後半、アテナイ内部での過激な民主政の台頭と自身の親スパルタ的な姿勢が重なり、彼は陶片追放を経験する。最後は、追放から復帰した彼がキプロス遠征中に不吉な兆候の中で病没し、彼の死後にギリシアが内紛によってペルシアへの優位を失う様子を描いて幕を閉じる。
