ジャンル
Drama
引用方式
line
チャンク数
11
§1-96–§909-996
対訳文数
2,195
日本語 702 · English 397 · 简体中文 507 · 한국어 589
底本
Euripides. Euripidis Fabulae, Vol. III. Murray, Gilbert, editor. Oxford: Clarendon Press, 1913. (Reprinted 1920-1978)
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0
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要旨
本作は、トロイア戦争における一夜の出来事を描き、トラキアの同盟王レーソス(Rhēsos)の到来と悲劇的な死を中心とする緊迫した対話劇です。舞台は夜のトロイア陣営で、ヘクトルがギリシア軍の不穏な動きに対処するなか、偵察員としてドロンが敵陣へ派遣されます。そこへ遅れて現れたレーソスは、自らの強力な軍勢を誇って勝利を豪語し、ヘクトルから陣地を割り当てられます。しかし、アカイア軍から潜入したオデュッセウスとディオメデスがアテナ女神の導きでレーソスを夜襲し、彼を暗殺してしまいます。レーソスの御者はヘクトルの裏切りを疑って激しく対立しますが、最後にはレーソスの母である文芸の女神ミューズが降臨し、事件の真相と悲しみを語ります。作品は、神々の思惑に翻弄される人間の運命を描きつつ、ヘクトルが夜明けとともにギリシア軍へ総攻撃を命じる場面で幕を閉じます。
