← エウリピデス
エウリピデス · Euripides
アウリスのイピゲネイア
Iphigenia in Aulis
ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。
ジャンル
Drama
引用方式
line
チャンク数
19
§49-22–§1552-1629
対訳文数
3,953
日本語 1214 · English 769 · 简体中文 906 · 한국어 1064
底本
Euripides. Euripidis Fabulae, Vol. III. Murray, Gilbert, editor. Oxford: Clarendon Press, 1913. (Reprinted 1920-1978)
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0
Humanitext がクローン・再構成し、継続的に更新しています。
要旨
本作は、トロイア遠征を前にアウリスの港に足止めされたギリシア軍を率いる総大将アガメムノンと、神の怒りを鎮めるための生贄として呼び出されたその娘イフィゲネイアの悲劇を描いたギリシア悲劇です。出航の順風を得るため娘を犠牲にせねばならないアガメムノンは、アキレウスとの婚礼という偽りの口実で彼女を呼び寄せますが、その欺瞞はやがて妻クリュタイムネストラやアキレウス本人の知るところとなります。陰謀の暴露とアキレウスの介入により一触即発の事態となる中、母親や娘はアガメムノンに命乞いと説得を試みますが、戦争を熱望する軍全体の圧力の前に逃れられぬ運命が提示されます。絶望的な状況下で、イフィゲネイアは自ら無駄な流血を避けてギリシアの栄光のために犠牲を受け入れるという崇高な決断を下します。最終的に祭壇へ進んだ彼女は、刃が振り下ろされた瞬間に身代わりの鹿と入れ替わって神に救われ、ギリシア軍はトロイアへと出航していくという劇的な結末を迎えます。
