ジャンル
Drama
引用方式
line
チャンク数
19
§1-83–§1547-1622
対訳文数
4,328
日本語 1226 · English 942 · 简体中文 1027 · 한국어 1133
底本
Euripides. Euripidis Fabulae, Vol. II. Murray, Gilbert, editor. Oxford: Clarendon Press, 1913. (Reprinted 1921-1962)
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0
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要旨
本作は、デルポイのアポロン神殿を舞台に、出生の秘密を抱える若者と、我が子を失ったアテナイ王女の数奇な運命を描いたギリシア悲劇です。主人公のイオン(Iōn)は、神殿の奉仕者として平和に暮らしていましたが、子宝を願うアテナイの王女クレウサ(Kreousa)とその夫クスートスが参拝に訪れたことで運命が大きく動き出します。夫のクスートスは神託によってイオンを我が子と思い込み、アテナイに連れ帰ろうとしますが、それを知ったクレウサは夫の裏切りに絶望し、素性を知らないイオンの毒殺を共謀します。陰謀は危ういところで露見し、怒ったイオンによってクレウサが追いつめられるという緊迫した状況に陥ります。しかし、イオンが赤子の頃に残された遺品をきっかけに、二人は失われた実の母子であったことが判明し、奇跡的な再会を果たします。最終的には女神アテナ(Athēna)が降臨してアポロンの意図とイオンの輝かしい未来を告げ、彼らは和解と喜びのうちに神殿を後にします。
