ジャンル
Drama
引用方式
line
チャンク数
14
§1-95–§1147-1234
対訳文数
2,537
日本語 825 · English 474 · 简体中文 563 · 한국어 675
底本
Euripides. Euripidis Fabulae, Vol. II. Murray, Gilbert, editor. Oxford: Clarendon Press, 1913. (Reprinted 1921-1962)
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0
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要旨
本作は、テーバイとの戦いで敗死したアルゴス将兵の遺体回収と埋葬をめぐる葛藤を描いた悲劇である。エレウシースの神殿を舞台に、戦死者の母親たちがアテナイ王テーセウスの母アイトラに哀訴し、アルゴス王アドラストスもまたテーセウスに助力を求める。テーセウスは当初、無謀な戦争を起こしたアルゴス側を批判して拒絶するが、母アイトラの説得によって神聖な法と人道主義のために介入を決意する。テーバイの使者との民主政と僭主政をめぐる激しい政治的論争を経て、アテナイは武力行使によって遺体を取り戻すことに成功する。悲痛な葬儀の最中には、将軍カパネウスの妻エウアドネーが夫の火葬壇に身を投げるという悲劇も重なり、戦争の虚しさと悲惨さが強調される。最後には女神アテーナーが現れ、戦死者の遺灰を手にした子供たちに将来の復讐を促す誓約を結ばせ、深い哀悼の中で劇は幕を閉じる。
