エウリピデス

エウリピデス · Euripides

キュクロプス

Cyclops

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ジャンル
Drama
引用方式
line
チャンク数
8
§1-102–§625-709
対訳文数
2,147
日本語 603 · English 465 · 简体中文 500 · 한국어 579

底本

Euripides. Euripidis Fabulae, Vol. I. Murray, Gilbert, editor. Oxford: Clarendon Press, 1902.

原文データ出典

Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0

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要旨

本作は、ホメロスの『オデュッセイア』に登場する隻眼の巨人キュクロプス(ポリュペモス)の物語を題材とした、古代ギリシア演劇において現存する唯一の完全なサテュロス劇です。舞台はエトナ山の麓で、シレノスとサテュロスの一行が巨人の奴隷として囚われているところへ、漂流したオデュッセウスとその部下たちが到着します。オデュッセウスは食料とワインの交易を試みますが、帰還した傲慢なキュクロプスは神々の掟を無視して部下たちを貪り食ってしまいます。窮地に陥ったオデュッセウスは、巨人を極上のワインで泥酔させ、その隙に熱した木棒で唯一の目を突き潰すという大胆な復讐計画を企てます。サテュロスたちの滑稽な言動や裏切りに翻弄されつつも、オデュッセウスは知略を用いて「誰でもない」という偽名で巨人を混乱させ、見事に脱出を果たします。最終的にオデュッセウスは本名を名乗り、解放されたサテュロスたちを連れて島を去ることで、劇は賑やかに幕を閉じます。