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カルタゴのキプリアヌス · Cyprian of Carthage
忍耐の善について
On the Good of Patience
ラテン語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。
ジャンル
Theology
引用方式
section
チャンク数
9
§1-3–§22-24
対訳文数
894
日本語 293 · English 145 · 简体中文 192 · 한국어 264
底本
Cyprian. Saint. S. Thasci Caecili Cypriani Opera omnia, Pars I (Corpus Scriptorum Ecclesiasticorum Latinorum, Volume 3.1). Hartel, Wilhelm von, editor. Vienna: Gerold, 1868.
原文データ出典
Open Greek and Latin · CC BY-SA 4.0
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要旨
本作は、キリスト者にとって信仰生活の基盤となる「忍耐」の重要性を説いた神学的論考です。著者は、世俗の哲学者が誇示する偽りの忍耐を排し、神に起源を持つ真の忍耐こそが信者にとって不可欠な美徳であることを主張します。議論はまず、人類に悔い改めの猶予を与える神の慈悲や、キリストが受肉から十字架の死に至るまで体現した無辺の忍耐という、至高の模範を提示することから始まります。続いて、アダムの原罪以来の苦難に満ちたこの世の生において、迫害や肉体の脆さに抗い、愛(カリタス)と教会の団結を保つために忍耐がいかに不可欠な防壁として機能するかが説かれます。最後に、不忍耐がもたらす破滅を聖書の歴史から警告しつつ、信者たちに対して、自ら復讐を急ぐことなく、終末における神の公正な裁きを忍耐強く待ち望むよう勧告して本作は締めくくられます。
