ジャンル
Rhetoric
引用方式
section
チャンク数
7
§1-5–§33-38
対訳文数
940
日本語 284 · English 182 · 简体中文 198 · 한국어 276
底本
Cicero. M. Tulli Ciceronis Orationes, Vol. VI. Clark, Albert Curtis, editor. Oxford: Clarendon Press, 1918.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
Humanitext がクローン・再構成し、継続的に更新しています。
要旨
本作は、マルクス・トゥッリウス・キケロが、ローマの独裁官ガイウス・ユリウス・カエサルの前で行った、クィントゥス・リガリウスを弁護するための演説である。内戦期にポンペイウス派としてアフリカで活動したリガリウスが国家反逆罪で告発されたことを受け、キケロはカエサル自身の前で彼を擁護する。演説の前半でキケロは、告発者であるトゥベロ自身もかつてカエサルに対抗する陣営に属していた矛盾を鋭く追及し、リガリウスの行為は犯罪ではなく不条理な運命による災厄であったと主張する。後半においてキケロは、これが通常の法的な裁判ではなく、支配者の寛大さに直接訴えかける「嘆願」の形式であることを宣言する。そして、リガリウスの親族たちの悲嘆を示しつつ、神に近づく最高の徳としての「慈悲(クレメンティア)」を称賛し、リガリウスの赦免を強く求めて演説を締めくくる。
