ジャンル
Rhetoric
引用方式
section
チャンク数
6
§1-6–§30-34
対訳文数
569
日本語 173 · English 107 · 简体中文 122 · 한국어 167
底本
Cicero. M. Tulli Ciceronis Orationes, Vol. VI. Clark, Albert Curtis, editor. Oxford: Clarendon Press, 1918.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
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要旨
本書は、ポンペイウス派に加わり亡命していたマルケッルスの赦免を決定したカエサルに対し、キケロが元老院において自らの長きにわたる沈黙を破って行った感謝と賛辞の演説です。キケロは、カエサルのこの寛大な処置を、武功をも凌駕する不滅の栄光として称賛します。演説の中でキケロは、内乱期における敵対者たちの行動が犯罪ではなく誤解によるものであったと擁護し、カエサルの温和な政治姿勢を高く評価します。さらに、内乱によって荒廃したローマの法秩序や社会制度を再建するためには、カエサルの存在とその安全が不可欠であることを説きます。カエサルの「自分は十分に生きた」という言葉に対し、国家の再建が達成されるまではまだ不十分であると反論し、真の栄光と後世の公正な評価は国家の安定をもたらすことによってのみ得られると主張します。最後にキケロは、カエサルの安全に対する元老院一同の絶対的な支持と忠誠を誓い、感謝の念を述べて演説を締めくくります。
