ジャンル
Rhetoric
引用方式
section
チャンク数
6
§a-5–§44-51
対訳文数
743
日本語 217 · English 156 · 简体中文 175 · 한국어 195
底本
Cicero. M. Tulli Ciceronis Orationes, Vol. VI. Clark, Albert Curtis, editor. Oxford: Clarendon Press, 1911.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
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要旨
本作は、共和政ローマの政治家マルクス・アエミリウス・スカウルスが属州サルディニアでの職権乱用罪で告発された際、キケロが執り行った法廷弁護演説である。キケロはまず、被告スカウルスの高潔な血統を称え、原告側が主張する毒殺や自殺といった嫌疑の不合理性を古代の先例を用いて論破する。中盤では、告発の根拠となった現地の女性の死を巡る噂を分析し、告発側の証人たちの不名誉な私生活や証言の信憑性の低さを次々と暴露していく。さらにキケロは、相手方弁護士トリアリウスの現地調査の怠慢を自らの過去の経験と比較して非難し、この裁判が政治的ライバルであるアッピウス・クラウディウスらによる選挙支援目的の陰謀であることを暴く。最終盤では、サルディニア人の不実な国民性を厳しく指弾する一方で、スカウルスの父が残した偉大な功績とローマの伝統的徳性を対比させ、裁判官たちに無罪判決を強く訴えかけている。
