リバニオス
Libanius
ギリシア語 · 弁論・修辞学 · 弁論
2 作品 · 204 対訳文
第44弁論 エウスタティオス・カラスへ
Oration 44 To Eustathius Karas本作は、カリア出身の弁論家スタティオス(Eustathius)の生涯と徳性を称える弁論である。彼は世俗的な軍人の道を選ぶ代わりに、知恵の探求を求めて学問の都アテナイへと航海した。アテナイにおいてスタティオスは、並外れた言論の技術を修得するだけでなく、自らの内面的な徳性や温厚な人格をも磨き上げた。こうして完成された彼の言論と人徳は、各地を旅する中で出会う多くの人々を深く魅了することとなる。本作は、知恵と言論の美徳を体現した知識人の理想像を、熱烈な賛辞を通して描き出している。
弁論・修辞学1 チャンク · §1-4103 対訳文読む →第7弁論 不正な富は、貧乏よりも不幸である
Oration 7 That Unjust Wealth is More Wretched than Poverty本作は、貧困よりも不当な富のほうが人間にとってより悲惨な境遇であることを主張する演説である。語り手は、一般的に同情の対象となる貧者の哀れな境遇を嘆く人々に語りかける。しかし、真に同情に値し悲惨な状況にあるのは、不当な方法で財を蓄えた富者たちであると語り手は論を展開する。議論の中では、不当な富の獲得がいかに現世での告発や評判の失墜といった社会的罰をもたらすかが指摘される。さらに話は現世の苦痛にとどまらず、彼らが死後に来世で受けることになる容赦ない懲罰にまで及ぶ。最終的に、一時的な不当な富がいかに空しく永遠の苦しみをもたらすかを説き、道徳的な生の大切さを聴衆に問いかける。
弁論・修辞学1 チャンク · §1-12101 対訳文読む →

