ホメロス
Homer
ギリシア語 · 詩歌 · エピグラム · 叙事詩
3 作品 · 48,862 対訳文
μῆνιν ἄειδε θεὰ Πηληϊάδεω Ἀχιλῆος.
歌え、女神よ、ペレウスの子アキレウスの怒りを。
Ilias 1.1
ホメロス風エピグラム
Homeric Epigrams『ホメロス風エピグラム』は、古代ギリシアの伝説的な詩人ホメロスに帰せられる、多様なテーマを扱った短い韻文詩のコレクションです。作品の多くは、定住の地を持たず放浪する詩人の視点から語られ、旅先での不遇な運命への嘆きや、親切な人々や守護神への祈りから始まります。中盤では、大地や海の神々への懇願、不実な者への復讐、職人や船乗りたちとの駆け引き、そして家々を訪れて富と繁栄を祈る祝福の歌などが生き生きと描かれます。終盤には、漁師の少年たちとの有名な謎かけのやり取りも収められています。本作は、詩人の哀愁に満ちた内面と、古代ギリシアの庶民の生活や神々への信仰が交錯する、素朴で変化に富んだ詩的世界を現代に伝えています。
詩歌17 チャンク · §1.1-1.5–§17.1-17.4227 対訳文読む →イリアス
Iliad『イリアス』は、トロイア戦争の終盤におけるアカイア(ギリシア)軍の英雄アキレウスの「怒り」と、それに伴う悲劇を描いた叙事詩です。アカイア軍の総大将アガメムノンとの確執から、アキレウスは戦線離脱を宣言し、彼を欠いたギリシア軍はヘクトル率いるトロイア軍の猛攻にさらされて窮地に陥ります。アキレウスの怒りを解けないまま戦況が悪化する中、彼の無二の親友パトロクロスがアキレウスの武具を借りて出陣しますが、ヘクトルによって討ち取られてしまいます。友の死に直面したアキレウスは深い悲しみと猛烈な復讐心から戦場へ復帰し、死闘の末にヘクトルを討ち果たしてその遺体を辱めます。物語は、最愛の息子の遺体を取り戻すためにアキレウスの庵を訪れたトロイア王プリアモスの哀願と、二人の痛切な和解、そしてヘクトルの厳かな葬儀をもって幕を閉じます。
詩歌226 チャンク · §1.1-1.69–§24.738-24.80426,411 対訳文読む →オデュッセイア
Odyssey『オデュッセイア』は、トロイア戦争の終結後、知謀の英雄オデュッセウスが10年に及ぶ過酷な放浪を経て故郷イタケへ帰還し、王権と家族を取り戻すまでの壮大な叙事詩です。物語の前半では、不在の父を求めて旅立つ若き息子テレマコスの成長と探索の旅が描かれます。中盤では、妖精カリュプソの島から脱出したオデュッセウスがパイアケス人の王宮に漂着し、一眼の巨人ポリュペモスや魔女キルケ、冥界への降下、そして怪物スキュラなど、これまでの凄絶な冒険談を回想します。後半では、アテネ女神の加護を得て乞食に変装したオデュッセウスがイタケに帰還し、忠実な臣下や息子と再会します。彼は館を占拠し妻ペネロペイアに迫る不遜な求婚者たちを弓の試練の末に一掃し、ついに妻や老父ラエルテスとの涙の再会を果たします。最後は神々の調停によって国に平和がもたらされ、長い旅路が締めくくられます。
詩歌173 チャンク · §1.1-1.76–§24.482-24.54822,224 対訳文読む →

