ジャンル
Philosophy
引用方式
section
チャンク数
3
§139-143–§149-154
対訳文数
250
日本語 73 · English 50 · 简体中文 57 · 한국어 70
底本
Epicurus. Epicuri epistulae tres et ratae sententiae a Laertio Diogene Servatae. von der Mühll, Peter, editor. Leipzig: Teubner, 1922.
原文データ出典
Open Greek and Latin · CC BY-SA 4.0
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要旨
本作は、哲学家エピクロスが幸福な生き方に至るための核となる教えを40箇条の箴言形式でまとめた哲学書です。前半では、神々への恐れや死の恐怖から解放されるための認識や、快楽と苦痛の限界、そして宇宙の真理を解き明かす自然学(ピュシカ)の重要性が説かれます。中盤では、富の限界を弁えつつ、理性によって肉体と精神の快楽を管理すること、および感覚を通じた真偽判定が不可欠であることが示されます。また、世俗から身を引く隠遁と、信頼できる友人たちとの結びつきが、人生に最大の安心をもたらすことが強調されます。後半では、欲望を自然なものと不必要なものに分類し、さらに正義とは固定的な道徳ではなく、互いに害し合わないための可変的な社会的契約であると定義します。最終的に、これらの合理的判断を通じて、魂の動揺のない状態であるアタラクシア(ataraxia)を目指す生き方が提示されます。
