テオプラストス

テオプラストス · Theophrastus

断片

Fragments

ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。

§13.1 から読む →作品全体を PDF
範囲範囲を PDF
目次へジャンプ
ジャンル
Fragmentary Texts
引用方式
fragment.section
チャンク数
196
§13.1–§190.1
対訳文数
3,113
日本語 945 · English 544 · 简体中文 601 · 한국어 1023

底本

Theophrastus. Theophrasti Eresii Opera, Quae Supersunt, Omnia. Wimmer, Friedrich, editor. Paris: A.F. Didot, 1866.

原文データ出典

Open Greek and Latin · CC BY-SA 4.0

Humanitext がクローン・再構成し、継続的に更新しています。

要旨

本書は、アリストテレスの後継者である逍遥学派の哲学者テオフラストスの多様な著作から遺された広範な思想的・科学的探究の軌跡を集約した断片群である。前半では、感覚を認識の出発点とする立場から、自然の基本原理や運動、場所、時間の定義について、先行するプラトンやアリストテレスの学説を批判的に検討しつつ考察を展開する。中盤では、論理学における推論の諸法則や命題の多義性、そして弁論術のあり方に触れた後、美徳や快楽、音楽による精神の治癒といった倫理的・心理的な主題を取り上げる。後半では、古代の様々な都市の法制度や歴史的逸話を紹介し、さらに動物の生態、植物の寄生、気象や水の物理的特性といった自然界の多様な現象を、神話を排して合理的な視点から子細に解明しようとする。本書全体は、抽象的な哲学思索から微細な経験的観察に至るまで、万物の秩序を包括的に理解しようとした思索の全貌を伝えている。